AD・ディレクターの先輩達は、どんなきっかけで業界入りを決心したのでしょうか。
実際に現場に入って働くなかで、どんな「楽しいこと」「つらいこと」を実感しているのでしょうか。ここで先輩達の本音をのぞいてみましょう。
子供の頃からテレビが好きで、“テレビを見て笑わせてもらったから、今度は自分が誰かを笑顔にしたい。いつか自分で番組をつくってみたい”と思ったのがきっかけです。
「この仕事に就きたい!」と友人に話したときは、「昔からテレビ好きだったもんね」「そんな気がしてた」などと言われましたよ。
普段は何気なく見ているテレビ番組ですが、放送までに多くの人が関わり、多くの時間がかかっていることを日々ひしひしと感じています。
また、いろいろな人が見るので、表現の一つ一つを気にしなければなりません。これでは伝わりにくい…こうした方が伝わるのではないか…など、“伝える”ことの奥深さが身にしみています。
就活や業界研究のとき、また実際に働いたときに、きびしい現実を見ることになるかもしれません。そんなときは、自分の夢や希望、やりたいことを、もう一度思い返してみてください。
焦りは禁物!大事なことを焦って決めると、一生後悔します。
すぐ先のことを考えるのではなく、例えば10年後の自分を想像して、行動してみるのはいかがでしょうか。
・テレビ朝日ミニ枠「LIFE」
・BS朝日「クイズ!!人生ゲーム」
・テレビ朝日「とんねるずのスポーツ王は俺だ!」
・現在の担当番組 テレビ朝日「ロンドンハーツ」
電車に乗るとき、スーツを着たサラリーマンの人の表情に覇気が無いように見え、なにを生きがいにして生きているのかな?と疑問に感じていました。そんななか自分の進路を考えると、クリエイティブな仕事に就きたいと思うようになったのが、この仕事を選んだきっかけです。
当初は編集マンかテレビマンか迷いました。でもいちばん人に大きな影響を与えられるのは後者だと思い、テレビマンとなって仕事に生きがいを感じよう、と思いました。
はじめは「ついていけない…」と感じることが多かったですね。寝られないし休みも無いので、正直「しんどい」と思いました。
でも、物づくりの楽しさを知ってしまったから、もうやめられません。
いまの自分は、生まれ変わってもまたこの仕事に就きたいと思っています!
この業界は派手なイメージがありますが、裏方は地味です。
ただ、ディレクターになれば、自分のつくったものが多くの人に評価されます。“面白かった”“良かった”などの評価を得たとき、最高に気持ちいいでしょう。
思い通りにいかない、つらい、というのはどんな仕事もそうだと思います。
この業界に入って、はじめはつらいと思うかもしれませんが、その壁を乗り越えれば楽しいことも面白いこともいっぱいあります。やってみる価値、ありますよ。
・とんねるずのスポーツ王は俺だ!?
・FIFA ワールドカップ 2006 ドイツ大会(中継&総集編)
・FIFA ワールドカップ アジア地区最終予選(中継)
・アジアカップ(中継)
・全米オープンゴルフ(中継)
・全英オープンゴルフ(中継)
・スーパーベースボール(中継)
・世界水泳(中継)
・アテネオリンピック(中継)
・報道ステーション(ニュース)
・N&S(スポーツニュース)
・夢情報
「自分が感じたスポーツの素晴らしさ、面白さを伝えたい!」そう思ったのがこの業界に入ったきっかけでした。
スポーツの仕事ができたのは、入社してから約 2 年後。はじめは情報番組の AD から仕事がスタートしました。人生はなかなか思い通りにはいかないもので、遠回りしてやっといまスポーツの仕事に携わることができています。しかし、その情報番組での経験は、番組制作のすべてを学んだ大切な時間だったと思っています。
現在は、日々スポーツと向き合う幸せな日々を送っています。オリンピックやワールドカップなどのビッグイベントになると1ヶ月くらい眠れない日々が続きますが、その分やりがいを持てますし、やり遂げたときの達成感はなんとも例えようがありません。
自分なりの視点や切り口を持っているなら、それをぜひ伝えたいという信念やこだわりも持ってください。受け入れられるまでは大変だと思いますが、それが自らのカラーとなり、個性として光るはずです。あとは夢に向かって走り続けてください。
・フジテレビ 新報道プレミアA特集「老いゆく街…東京高島平団地」
テレビ制作には、学生時代から興味や憧れがありました。一度は一般企業に入ってしまいましたが、夢を捨てきれず転職いたしました。
1.やっぱりテレビをつくるのって大変だな〜。
2.本当にやりがいのある仕事だな〜。
この2種類がありますが、私は「やりがい」の方を何度も何度も感じました。
番組をつくるのは、思っていた以上に地道な作業が多くて大変です…しかし!それ以上に、自分の携わった番組が放送され、視聴者になにかを伝えられたときは「ほんとやっていて良かったな」と思います。
好きなことを仕事にできて、毎日が楽しいですよ!
テレビが好きなら、まず飛び込んでみよう!!